三陸うめちゃんコラム
三陸うめちゃんコラムvol.14~一人一花 in 能登半島 ~
○一人一花 in 能登半島

暑い日が続き、涼しい場所に行きたいねと言うことで、久々に珠洲市(すずし)に。ダジャレでも何でも珠洲に行く理由ができるのは嬉しいことです。

6月21日(土)に「一人一花 in 能登半島」という花植えボランティアがあることを素敵なチラシで知りました。午前は珠洲市内での活動とあって、それなら金曜日の夜中に出発すれば間に合うなと思い、昨年末以来となる珠洲に向かいました。
この活動は、福岡市の「一人一花運動」をきっかけに、震災の影響でうまれた被災地の空き地を、人と地域をつなぐ場にをテーマにした「一人一花 in 能登半島」というプロジェクトとして、2025年3月に始まりました。
🔗https://hitori-hitohana-noto.com/

珠洲市では飯田港の中央商店街の玄関口にある「あいあいパーク」がこの活動の先駆けとなり「いちごいちえんガーデン」としてスタート。今回は同じ中央商店街のいろは書店跡地横の空き地での花植えイベントとなりました。

珠洲市での災害ボランティア活動の後には、必ずいろは書店さんに寄って、地域誌や震災関連本を購入。この場所は勝手に応援している風景のひとつでした。

午前中から日差しが厳しい中でしたが、地元の方々と一緒に、一人一花のスタッフの方々とアンバサダーの常盤貴子さんと花植えをさせていただきました。


泉谷満寿裕珠洲市長と常盤さんのご挨拶の後に、花植えとたねダンゴを土に埋める作業を行いました。「一人一花」どころかたくさんの花苗を植えさせていただいた上に、たねダンゴも結構な数を作らせていただきました。


泥出しや家財の運び出しなどの災害ボランティア活動が収束していき、地域活動における継続的な支援がより大切になっていく過渡期に、また帰ってくる場所をいただいたようなそんな素敵な一日でした。

ここで暮らしていたご夫婦のご厚意でこの土地を貸していただいたことにちなみ、名前は「まーちゃんガーデン」に決まりました。


常盤さんは親しみやすい雰囲気で、ずっと目線をあわせて花植えをしてくださり、炎天下にも汗をかかずににっこりと、さすがの女優魂も垣間見れました。


先日発売された常盤さんの著書「小さな幸せで満たす日々」をいろは書店さんで購入。
そのフォトエッセイの中でも能登への思いを綴られていますが、常盤さんがご自身のお気に入りを膝をつけ合わせるぐらいの近い距離感でお話ししてくださっているような、聞いていて(読んでいて)心地よく感じられました。
著書の中にはデイリーストックアクション(DSA)を感じる一文もありました。常盤さんはカゴがお好きのようで、「カゴは整理整頓の救世主」の見出しの中で、「調味料や乾物の類からストック用のキッチン用品まで、何から何まで、ありとあらゆるカゴに入っている」とありました。「誰かがやらなければいけない家事。少しでも楽しく、苦にせずできるよう目にも楽しい道具であれば、使うことが楽しくなって毎日の家事をハッピーに越えていける気がする」と綴られています。
缶詰が無造作に入ったカゴの写真が添えられていましたが、それがオシャレというか様になって感じられます。(カゴには岩手のあのサバ缶もありました)
頑張ると頑張らないのグラデーションの部分をより楽しくしていく暮らし方のようにも感じられ、あっという間に読み終えました。
この活動はこれから更に能登半島に広がっていくでしょう。まーちゃんガーデンの今後を見守るとともに、これからもこの活動に参加しようと思います。地域の方々と一人一花に関わる方々のおかげで、幸せで満たされた日になりました。ありがとうございました!

一人一花の活動の後、「さいはてのキャバレー」の壁画を見てきました。「奥能登国際芸術祭」の作品として港に整備された「さいはてのキャバレー」。もともとは定期船の待合室だった建物をキャバレー風に改装して、8年前に「奥能登国際芸術祭」の作品として展示され、その後はイベント会場などとして使われてきました。施設は能登半島地震で大きな被害を受け、まもなく解体される予定でしたが、天井部分にアスベストが含まれている恐れがあることから解体が延期に。解体が決まる過程で、復興の象徴、震災遺構として保存の声が上がっていたので、この延期を受けて、壁画がどうなっていくのかも見守っていこうと思います。
(※危険防止・立ち入り禁止の柵やロープの外側から撮影しています)
“さいはてのキャバレー”解体延期 - 石川テレビ
🔗https://www.youtube.com/watch?v=Gt0DfjSe1_g
○終わりに
7月は能登にとって待ちに待った祭りの季節です。震災の影響で祭りの開催を断念せざるを得ない理由のひとつに担い手不足があります。能登では災害ボランティアのほかに、下記のようなボランティアもあります。
石川県 祭りお助け隊
🔗https://www.ishikawa-matsuri-otasuketai.jp/
私が暮らした三陸も、暮らしに祭りは欠かせないものでした。一日だけでもお力を貸していただけますと幸いです。
そばにいる家族を大切に。離れて暮らしている家族を大切に。
一般社団法人デイリーストックアクション 共同代表 梅沢義明

暑い日が続き、涼しい場所に行きたいねと言うことで、久々に珠洲市(すずし)に。ダジャレでも何でも珠洲に行く理由ができるのは嬉しいことです。

6月21日(土)に「一人一花 in 能登半島」という花植えボランティアがあることを素敵なチラシで知りました。午前は珠洲市内での活動とあって、それなら金曜日の夜中に出発すれば間に合うなと思い、昨年末以来となる珠洲に向かいました。
この活動は、福岡市の「一人一花運動」をきっかけに、震災の影響でうまれた被災地の空き地を、人と地域をつなぐ場にをテーマにした「一人一花 in 能登半島」というプロジェクトとして、2025年3月に始まりました。
🔗https://hitori-hitohana-noto.com/

珠洲市では飯田港の中央商店街の玄関口にある「あいあいパーク」がこの活動の先駆けとなり「いちごいちえんガーデン」としてスタート。今回は同じ中央商店街のいろは書店跡地横の空き地での花植えイベントとなりました。

珠洲市での災害ボランティア活動の後には、必ずいろは書店さんに寄って、地域誌や震災関連本を購入。この場所は勝手に応援している風景のひとつでした。

午前中から日差しが厳しい中でしたが、地元の方々と一緒に、一人一花のスタッフの方々とアンバサダーの常盤貴子さんと花植えをさせていただきました。


泉谷満寿裕珠洲市長と常盤さんのご挨拶の後に、花植えとたねダンゴを土に埋める作業を行いました。「一人一花」どころかたくさんの花苗を植えさせていただいた上に、たねダンゴも結構な数を作らせていただきました。


泥出しや家財の運び出しなどの災害ボランティア活動が収束していき、地域活動における継続的な支援がより大切になっていく過渡期に、また帰ってくる場所をいただいたようなそんな素敵な一日でした。

ここで暮らしていたご夫婦のご厚意でこの土地を貸していただいたことにちなみ、名前は「まーちゃんガーデン」に決まりました。


常盤さんは親しみやすい雰囲気で、ずっと目線をあわせて花植えをしてくださり、炎天下にも汗をかかずににっこりと、さすがの女優魂も垣間見れました。


先日発売された常盤さんの著書「小さな幸せで満たす日々」をいろは書店さんで購入。
そのフォトエッセイの中でも能登への思いを綴られていますが、常盤さんがご自身のお気に入りを膝をつけ合わせるぐらいの近い距離感でお話ししてくださっているような、聞いていて(読んでいて)心地よく感じられました。
著書の中にはデイリーストックアクション(DSA)を感じる一文もありました。常盤さんはカゴがお好きのようで、「カゴは整理整頓の救世主」の見出しの中で、「調味料や乾物の類からストック用のキッチン用品まで、何から何まで、ありとあらゆるカゴに入っている」とありました。「誰かがやらなければいけない家事。少しでも楽しく、苦にせずできるよう目にも楽しい道具であれば、使うことが楽しくなって毎日の家事をハッピーに越えていける気がする」と綴られています。
缶詰が無造作に入ったカゴの写真が添えられていましたが、それがオシャレというか様になって感じられます。(カゴには岩手のあのサバ缶もありました)
頑張ると頑張らないのグラデーションの部分をより楽しくしていく暮らし方のようにも感じられ、あっという間に読み終えました。
この活動はこれから更に能登半島に広がっていくでしょう。まーちゃんガーデンの今後を見守るとともに、これからもこの活動に参加しようと思います。地域の方々と一人一花に関わる方々のおかげで、幸せで満たされた日になりました。ありがとうございました!

一人一花の活動の後、「さいはてのキャバレー」の壁画を見てきました。「奥能登国際芸術祭」の作品として港に整備された「さいはてのキャバレー」。もともとは定期船の待合室だった建物をキャバレー風に改装して、8年前に「奥能登国際芸術祭」の作品として展示され、その後はイベント会場などとして使われてきました。施設は能登半島地震で大きな被害を受け、まもなく解体される予定でしたが、天井部分にアスベストが含まれている恐れがあることから解体が延期に。解体が決まる過程で、復興の象徴、震災遺構として保存の声が上がっていたので、この延期を受けて、壁画がどうなっていくのかも見守っていこうと思います。
(※危険防止・立ち入り禁止の柵やロープの外側から撮影しています)
“さいはてのキャバレー”解体延期 - 石川テレビ
🔗https://www.youtube.com/watch?v=Gt0DfjSe1_g
○終わりに
7月は能登にとって待ちに待った祭りの季節です。震災の影響で祭りの開催を断念せざるを得ない理由のひとつに担い手不足があります。能登では災害ボランティアのほかに、下記のようなボランティアもあります。
石川県 祭りお助け隊
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私が暮らした三陸も、暮らしに祭りは欠かせないものでした。一日だけでもお力を貸していただけますと幸いです。
そばにいる家族を大切に。離れて暮らしている家族を大切に。
一般社団法人デイリーストックアクション 共同代表 梅沢義明
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